1981-07-28 第94回国会 参議院 内閣委員会 閉会後第1号
というものは、これは委員よく御承知のとおりでございまして、一九七三年、当時の田中総理が訪ソされましたときには、戦後未解決の諸問題があるということで北方領土問題の存在を認めていたわけでございますが、その後ソ連側はその立場をかたくななものにいたしておりまして、最近では、北方領土問題というようなものは存在しない、ソ連には余っている領土というようなものはない、北方領土問題などというものは日本の国内の一部の反ソ分子
というものは、これは委員よく御承知のとおりでございまして、一九七三年、当時の田中総理が訪ソされましたときには、戦後未解決の諸問題があるということで北方領土問題の存在を認めていたわけでございますが、その後ソ連側はその立場をかたくななものにいたしておりまして、最近では、北方領土問題というようなものは存在しない、ソ連には余っている領土というようなものはない、北方領土問題などというものは日本の国内の一部の反ソ分子
はなはだ遺憾ながら、このような累次の抗議や申し入れにもかかわらず、ソ連側は、領土問題は解決済みである、領土問題は存在しないとしてわが国政府の主張に耳を傾けようとの姿勢を示してはいないのみならず、北方領土の返還要求は、一握りの反ソ分子の運動にすぎないとの非難を公然と行うに至っております。
これに対して、ポリャンスキー在京大使からも、いま発言されましたように、領土問題は解決済みで、わが国が自分の領土で何をやろうとそれは内政干渉である、こういう発言があったのに対し、直ちに高島審議官からは、日ソ共同声明、共同宣言の原点に立ち返るということで内政干渉ではない、しかも、これは一握りの反ソ分子の考え方ではなくて、全国民の願いであるということを直ちに反論をいたしております。
はなはだ遺憾ながら、このような累次の抗議や申し入れにもかかわらず、ソ連側は、領土問題は解決済みである、領土問題は存在しないとしてわが国政府の主張に耳を傾けようとの姿勢を示していないのみならず、北方領土の返還要求は、一握りの反ソ分子の運動にすぎないとの非難を公然と行うに至っております。
これを裏づけるようにソ連機関誌「プラウダ」は「日ソ取り決め交渉が決裂したのは日本の反ソ分子の策動による。根拠のない不当な領土の要求には冷却期間をおきたい」と厳しい対日攻勢を開始した。」「しかし、解決を急がなければならない漁業交渉のさ中にあえてこちらから難しい領土問題を持ちだしたとすれば、サカナと領土を切り離す当初の方針からもはずれ、また、火中の栗を拾う結果をきたしたことになろう。」
不徳のいたすところで、反ソ分子、スパイ容疑で実は二十年の刑を科せられてシベリアの強制労働の刑を受け、日ソ共同宣言の妥結によって、あと五日で三十二年になるという時期に日本に帰って参りました島民の一人でございます。
ところがソビエト側の態度というのは、北方領土返還運動というものは一部の反共反ソ分子の運動だというようなとらえ方がきれているようですし、また現実に私たちが国内のいろいろな情勢を考えてみまして、北海道では決してそうではないわけですけれども、やはり東京あたりのいろいろな運動を見ますと、そうした指摘がやはり事実である面もないわけではないと思うのです。
従って囚人収容所はそこに何事も端を発し、ことさらに犯罪に対する思想的な、精神的な教育によってその更生をはかるなどのことは全然なく、ウクライナ独立を夢みて、たとえ死を賭してもなんていうところから、二十五年もらった学生その他のウクライナ人の青年等勇ましいのが多数おりましたが、反ソ分子であっても作業のパーセントを上げることによって模範囚人として認められ、たくさん金ももらえるし、減刑法令にその資格を得ることもできるのであります
いわゆる親ソ分子ができたか調べて來い、こういう指令があります。そこで直接最も日本人と関係のあつた、いわゆるソ連の新聞記者政治部長コバレンコ少佐、これは現在日本新聞の裏に書いてございますこれがソ連人の編集長であります。と同時に極東軍の情報部の、ここの最高の人間です。勿論この下に大佐も少佐もおりますが、共産党の直系でありますからこれが一番上であります。それから情報部の部長はバゼレス大尉であります。
このスパイというのはソヴィエト側の情報部の部長がその收容所の政治部の部員に対しまして、お前の所に誰かいわゆる非常な親ソ分子がいないか。いたら二、三名出せと言つて出させます。そうすると私達日本新聞社におつた者がそこに行つてその男に会います。この男ならば絶対に信用できるとソ連側が認める場合にはその者にスパイの命令を下します。これはつまり日本人はどんなことを話しておるか。
先程申上げましたように、スパイによつて大体その收容所の親ソ分子を発見します。そうしてスパイというのは、殆んどスパイになつておる人は非常に氣持の小さい男でびくびく者が多いというので、民主グループを作る場合にはその人を使いません。そういう人はいわゆる指導力に欠けております。そういうふうに見ておりました。それでそのスパイにいろいろ聞いたことを資料にしまして、ああいう男は抱擁力を持つておる。